放課後は保健室で
第4章 ぶたさんは見ていた
「…あ―あ、意識飛んじゃったなこりゃ」
さっきまで激しく動かしていた指をゆっくりと抜く。
自分のアレもなかなか抑えきれなかったがここ一週間分の忍耐力と、理性をもって鎮める。
彼女の方を見ると汗ばんだで上気した頬に髪がはりついていたのでそっと払ってやった。
目をつぶって眠る彼女はまるで幼い子供のようだと感じる。
急にそれと格好がたまらなくアンバランスに見えてきて制服をもとに戻してやった。
ネクタイを外してやるとキツく締めた覚えはないがもがいたのだろう、うっすらと赤い跡ができている。