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放課後は保健室で

第5章 余熱で3分




「やる」


そういって手のひらにのせられたぶたさんのつぶらな瞳をのぞき込む。


「ええっ!!良いんですか!?」


歩きながら白衣を脱いでジャケットを羽織る先生。うわ、格好いいかも。


机のメガネをかけて前髪をおろした先生がふにゃ、と笑った。


…あれ?


「はい?ああ、良いですよ。人形なんてたくさんありますから」


なんだなんだ?


ふにゃふにゃ先生に戻ってる…


この違いは何?


近くに行って顔をまじまじと眺める。


先生ってもしかして…


「メガネかけると性格変わっちゃうの?」


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