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放課後は保健室で

第5章 余熱で3分



「車、おっきいですね~」


詳しくないからわかんないけど、外車のすんげえ高いやつなんだと思う。


「おい!今俺の言葉華麗にスルーしたろ」


聞こえなかったふりをして勝手に助手席のドアを開ける。


「おじゃましまーす」


すると運転席に先生も乗り込んできて私を思いっきり睨んだ。


「損害賠償請求するからな!」


「すぐそうやってお金取ろうとする」


シートベルトを手に取りながら即座に言い返してやった。


かちん、と音がして固定された。


不意に私の上に影が落ちる。


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