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放課後は保健室で

第6章 泣きっ面にぶたさん




あんだけイケメンでああいう性格なら、他に女の人はいっぱいいる。


あの手慣れた感じで、


あのキスの感じで、


わかってた筈なのに。




不意にチャイムが鳴り響いた。


…昼休み終わっちゃったな。


わかっているけど教室に戻る気も失せてしまった。


「…もういいや」


体を動かすのもダルい。


壁に寄りかかったまま扉を眺める。


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