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放課後は保健室で

第6章 泣きっ面にぶたさん




分厚くて、鍵なしでは到底通れそうにない壁。


幾度となく、くぐり抜けてきたが今日は私を受け入れてくれない。


「…はぁ」


ひとつ、ため息がこぼれた。


私は、いつの間にか先生に惚れてしまっていた。


先生を好きになってしまっていた。


こんなに泣けてしまうくらいに。



どうしよう。


どうしよう。


どうしよう。



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