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放課後は保健室で

第7章 help!!




「…え」


同じ空間の中にぎゃはははと下品に笑う不良みたいな男子生徒が4人。


そして…


「渡辺君っ!!」


私の声に気づき笑い声が止まった。


みんなの目がこっちに向く。


「あら、お目覚めですか」


渡辺君の額には血の痕がついていて、頬にもかすり傷がたくさんある。


「わっわっ、突然蹴ったりしてごめんなさい!傷、大丈夫?」


「ねえ柴崎さん。俺の心配より自分の心配した方が良くない?」


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