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放課後は保健室で

第9章 保健室で恋をしましょう




体中を這い回る手、舌。


祕部に感じた生々しい感触。


最後の一線は越えずにすんだけれど、私の身体は彼等によって汚された。


激しい嫌悪感が腹の底から湧き上がる。


私、もうどうにかなっちゃいそうだ。



涙があふれてとまらない。



「先生どうしよう。わたし、わたし…」


掛け布団にはもういくつもの滴が大きな染みをつくっていた。


急に頭を触られビクっと体がはねた。


「大丈夫」


目を上げると真剣な顔をした先生がいた。



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