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放課後は保健室で

第9章 保健室で恋をしましょう



肩から重みが消えて目の前に先生の怪訝な顔が現れた。


「はあ?俺、お前以外にはなんもしてねーぞ」


「嘘つき!!だって今日…」


保健室の前で聞いてしまった話を先生にする。


最後まで話し終える前に私にぎゅっと抱きついてきて、くつくつと笑った。


「ちょっ!!なんなんですか!!」


笑いの震えが直に体に伝わってくる。


「ははっ。お前、それで妬いたんだ?」


「…っ!い、いいえ!」


「嘘つくな!」


「………妬きましたよ。ああ妬きましたとも!泣いたんですからね!」



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