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放課後は保健室で

第9章 保健室で恋をしましょう


「出してないよ。そのこにも、誰にも。俺がそんな人に見えるか?」


「そんな事どの口が言うんですかっ。先生は信用できる行動全くしてないですからねっ」


「…まあお前に手だしたのは確かに事故だったけどさ。他は誰にも手出してない。今日お前が聞いたのだってただ傷口の消毒してただけだし」


「…え、消毒!?」


予想外の言葉にまた固まった。


消毒って、消毒って、消毒って?


「だあから、サッカーでこけて膝擦りむいたバカ女が散々消毒嫌がって大騒ぎしたの!」



…………だってあの声。


『っ…くぅ…あっ…!!センセぇっ!!』
『ほら、もうちょっとだから』

『いゃあっ!!無理!無理ぃっ!!』


…あれは。



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