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放課後は保健室で

第9章 保健室で恋をしましょう




さすがに知らないとは思わなかった。


「ほら、教えてください!」


あ、でも。


名前知ったら衝撃かな。


ずっと一緒にとか居てくれなくなりそう。


「嫌だ」


そう一言いうと、頬を膨らまして怒るから。


本当、可愛すぎ。


「なんで」


「言ったらお前離れてくかもしれない」


「大丈夫ですよそんなの!!どんなにちんちくりんな名前でも似合わない名前でも私は動じません!!」



満面の笑みで腰に手を当てて胸をはっている。


いや、俺の名前はいたって普通何だけど。


困るのはどっちかっつーとお前の方で。



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