テキストサイズ

放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物



「ちょっと可愛いからって調子のんな」


言葉が刺さる。


視線が痛い。



ヤバい。


息が吸いにくい。


胸が苦しい。


…空気。


小走りになって教室から出る。


「どうした?大丈夫??」



…あなたに聞かれたくないよ。


そう言えるはずもなくただ深呼吸する。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ