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放課後は保健室で

第2章 鍵の落とし物




「やっぱりオマエのか」


チャリ、と音がなったのは先生の手のひらにある屋上のスペアの鍵。

ギュッと握り拳に力が入る。


「なんで先生がっ…」


「拾ったんだよ、ここで。転んだ時だなきっと」


「返して下さい」


先生に歩み寄って手のひらから鍵をとろうとするがサッとかわされてしまった。



「何言ってんだよ。曲がりなりにも俺はココの先生だぞ?生徒がスペアもっているなんて知っちゃあ黙ってられないさ」


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