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三角関係ときどき四角

第3章 それぞれの思惑

「舞彩と結婚して私たちと同居するなら
覚えておいてほしいことがあるの」

「うん、聞くよ。その間は千夏と
こうしていられるからね」


隆哉と舞彩の関係に気付いたのは
結婚を機に三人で同居をして
間もなくした頃だったけど
恐らくそれ以前からの関係。


私はそれを黙認した。


そもそも隆哉に愛情なんて
微塵も無いのだから。


安定された生活を守れるのであれば
それで良かった。

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