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三角関係ときどき四角

第5章 天国と地獄

「どうしたの?診てくれるんでしょ?」

「あ、うん」


胸元に聴診器をあてると
千夏は目を閉じた。


心音を聴きながらも
隠れた胸元と唇に
つい目が行ってしまう。


聴診器を少しずつ移動させながら
浴衣の襟元を乱していく。


覗くように胸元を窺うと
乳首が視界に入ってきた。


「まだ?」


僕はその問いには答えず
唇を重ねた。

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