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三角関係ときどき四角

第12章 怪文書の行方

待ち合わせ場所の深草霰門の前で
めちゃくちゃ可愛い子が佇んでいた。


学生証や運転免許証の写真より
数倍……いやいや数億倍可愛い。


なんたってオーラがハンパない。


俺……大丈夫か?


来瞳ちゃんに見合う男か?


見劣りしてないか?


寝グセは無いか?


鼻毛出てないか?


体臭は漂ってないか?


いやいや、ここで考えても仕方ない。


「来瞳ちゃん……だよね?」


スマホを触っている来瞳ちゃんに
俺から声を掛けた。

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