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三角関係ときどき四角

第12章 怪文書の行方

「ぁッ……虎二くん?……良かったぁ……」


腰が抜けたように崩れ落ちそうな
来瞳ちゃんの身体を咄嗟に支えた。


「来瞳ちゃんッ!?どうしたッ!?」


その拍子に来瞳ちゃんのサラツヤ髪から
フワッといい香りがした。


「本当に会ってくれるかなって……
不安だったから……」

「だって俺ら友達じゃん。ま、会うのは
今日が初めてだけど」


友達以上になれればと
不埒な考えもあるけど。

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