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好きな人が1人から2人に!

第5章 ~進展するお泊まり会~

「ッ…///」

やっぱり、龍一君に頭を撫でられて嫌じゃない。

「泉、どうした?」

「いやぁ、龍一君に頭撫でられると不思議とね
嬉しくて気持ち良いし、心地良い感じがするんだよ♪」

「……泉」

「え、わっ」

突然、龍一君に押し倒されて上に跨られて、片方の手で床ドンされた。

「龍一君?」

すると、龍一君はもう片方の手で僕の頬を軽く撫でる。

「泉
お前が、ロークさんへの気持ちは知ってるけどさ
俺も、男も大丈夫なんだぞ」

僕の頬を撫でていた龍一君の手は、僕の頭に移動して再び僕の頭を撫でる。

「そういう事を言われると、勘違いするぞ
あまり、他の人には相手を煽る事は言うなよ?」

そう言いながら、跨るのを辞めてさっきの位置に座り直す龍一君。

「別に、そういうつもりじゃなかったんだけど…。」

あぁ、そうか。

BLで良くある展開だけど、自分ではそんなつもりじゃなくても、相手を煽ってその気にさせるパターンも結構ある。

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