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好きな人が1人から2人に!

第5章 ~進展するお泊まり会~

「それで、泉君にお願いがあるのよ」

「お願いですか?」

お願いって何だろう?

「私達の昨日の晩御飯、カレーだったの
私は激辛、夫の数多君と息子の龍一は中辛
それで、どっちとも余ってて(苦笑)」

あぁ、なる程。

「つまり、僕と龍一君のお母様が激辛カレー
龍一君のお父様と、龍一君は中辛カレーとしたいわけですね?」

「うふふ、泉君は勘が鋭いのね♪」

どうやら、正解みたいだ。

「昨日の晩御飯の残り物で悪いんだけど、お願い出来ないかしら?」

「わかりました
辛口と激辛カレーは大好きなので♪」

「泉君、ありがとう~!
味は、自信あるから楽しみにしててね♪」

そう言うと、泉君のお母さんは部屋のドアを閉めて、階段を下りて行った。

「泉
昼飯の時間まで、格ゲーでもしないか?」

「うん、良いよ」

昼飯の時間になるまでの間、僕と龍一君は格ゲーをした。

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