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ロークと皇人が部屋を出たあと、龍一君は母親に電話をして僕の家で昼飯を食べる事になった事を報告した。

「母さんが今度、うちにもいらっしゃいだって」

母親との通話を終えて、龍一君が口を開く。

「うん、予定が空いた日に」

昼飯の時間になるまで、このまま部屋で雑談する事に。

「へぇ～！
富崎家の従者達って、全員何かしらの武術とか会得してるんだなぁ！」

「うん、そうだよ」

龍一君に、富崎家の従者が最低でも、１つの武術などを会得している事を説明する。

「なぁ！
皇人さんって、空手以外に何か武術会得してんのか？」

「空手以外に、テコンドーとカポエイラを会得してるって聞いた事あるよ」

「そうか～！」

格闘技の話題になると、龍一君は活き活きとしながら話してくれる。

その楽しそうな笑顔を見てたら、こっちまで自然と楽しい気持ちになる。

不思議だけど、ロークと２人で話す時と同じくらい、龍一君と２人で話すのが楽しい。