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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

それに、龍一君に守ってもらってから何故かわからないけど、ロークと同じくらいの居心地の良さを感じる。

「なぁ、泉って腐男子なんだよな?」

「そうだよ」

「中学の頃にも、腐男子と腐女子の友達が何人かいたよ」

「そうなんだ」

だから、BLと腐男子関連の説明をした時に、嫌悪感とか抱かずに受け入れてくれたのか。

「中学の時の、腐男子の友達に教えてもらったけどさ
腐男子=ゲイじゃねえんだろ?」

「うん、腐男子=ゲイってわけじゃないよ
勘違いする人は、結構いるけどね」

まぁ、僕は男のロークに対して恋愛感情を抱いてる時点で、多分バイだと思う。

女の子に、全く興味がないわけではないからね。

「泉は、どうなんだ?」

「えっ?」

「泉の場合、腐男子だけど実際の恋愛対象は男か女、もしくは両方のどれなんかなぁって少し気になって」

「えーっと…。」

龍一君の質問に、僕は戸惑ってしまう。

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