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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

あれ?

やっぱり、僕がバイって事はもちろん。

僕の、ロークに対する気持ちもバレてる…?

「龍一君
もしかして、僕のロークに対する気持ちもわかってた?」

「おう!
2人を見て、すぐにわかったぜ」

龍一君、凄いや。

僕とロークを見ただけで、僕がバイって事と僕のロークに対する気持ちもわかっちゃうなんて。

「あのさ、泉」

「何?」

さっきまで笑顔だった龍一君が、真剣な表情で僕を見る。

「俺は、別にそれでも良いと思う
だけど、これだけは言っときたい」

一旦、深呼吸をしてから再び口を開く龍一君。

「俺は―――――」

龍一君が何かを言いかけた時、部屋のドアがノックされる。

「入って良いよ」

僕が許可を出したと同時に、部屋のドアが開く。

「失礼します」

皇人が、中に入って来た。

「お昼食の準備が出来ましたので
泉坊ちゃまと龍一様を、食堂へお連れするようにとロークさんから言われました」

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