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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「わかった
行こう、龍一君」

「おう!」

僕と龍一君は、ベッドから起き上がる。

「そういえば、さっき何て言おうとしてたの?」

「ううん、何でもない
気にしなくて良いぞ♪」

「そう?」

皇人に連れられて、僕と龍一君は食堂へ向かった。

◇富崎邸1階・食堂◇

「うおお、すげぇ…!」

食堂に入り、室内と長テーブルの結構な長さ、厨房とシェフ達、控えている執事達とメイド達を見て驚く龍一君。

「泉坊ちゃま、龍一様
こちらへ、お座り下さい」

ロークに言われ、隣同士の椅子に座る僕と龍一君。

さらに、僕の向かいの椅子にローク。

龍一君の向かえの椅子に、皇人が座る。

たまに、他の執事達やメイド達とも食事をする時があるから、従者達との食事には違和感はないし慣れてる。

「どうしよう…。
俺、こういうテーブルや食事のマナーって習ってないぞ…。」

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