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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「龍一君、別に普段通りの食べ方で良いよ」

「泉坊ちゃまの言う通りです
気にせず、龍一様の普段通りの食べ方でよろしいですよ」

「良かった…。」

僕と、ロークの言葉に安心する龍一君。

「泉坊ちゃま
今日は、厳選した数種類のソースと野菜、そばを使用した当家特製ソース焼きそばでございます」

シェフ長の朝陽さんが、他のシェフ達と一緒に4人分のソース焼きそばが盛られた皿を運んで来て、1つずつ配膳していく。

「龍一君
この人は、富崎家自慢のシェフ長の空上朝陽さん」

「泉坊ちゃまのご学友の方ですね
俺は、当家のシェフ長の空上朝陽と言います」

お辞儀をしながら、龍一君に自己紹介をする朝陽さん。

「梶龍一と言います
よろしくお願いします」

続けて、朝陽さん達は白飯と豚汁が盛られた茶碗を、僕達に配膳してくれた。

「当家特製のお茶でございます」

お茶が入れられたグラスも配膳され、いよいよ昼食タイム開始だ。

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