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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「「「「頂きます」」」」

僕達は、それぞれ食べ始める。

「うん、美味しい!」

続いて、白飯と豚汁も口にする龍一君。

「白飯と豚汁も、普段食べてるのよりも美味しい!」

「良かった、龍一君の口に合って」

「龍一様、お褒め預かり光栄でございます」

朝陽さんが嬉しそうにしながら、龍一君にお礼を言う。

「龍一様
昼食後に、1時間程の休憩をしてからの手合わせで良いですか?」

「良いっすよ!」

龍一君と皇人、すっかり気が合って仲良しだな。

「……?」

あれ?

何だろう、このモヤモヤ…。

「皇人さん、格闘家である以上はお互いに手加減無用っすよ!」

「僕だって、坊ちゃまの友人相手だからって手加減はしませんよ」

あぁ、これが嫉妬か…。

「ロークも、一緒に観戦しようよ」

「了解致しました」

でも、僕はロークの事も好きなんだ。

いったい、どうすれば良いんだろう…。

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