テキストサイズ

好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

2人の勝負後、僕と龍一君は僕の部屋に。

皇人とロークは、それぞれ自分の部屋に戻った。

所太郎と茶羅は、部屋の片付けをしといてくれるみたいで、そのまま修行&稽古部屋に残った。

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

「ふぅ、疲れたぁ…。」

「お疲れ様」

部屋に戻り、僕のベッドの上に腰がける龍一君。

「暑っ…。」

「汗かいたなら、僕の部屋のシャワー浴びる?」

「えっ、でも悪いから良いぞ」

僕の申し出を、龍一君は断る。

「遠慮しなくて良いよ
汗かいたままじゃ、気持ち悪いでしょ?」

「まぁ、そりゃあな…。」

「シャワーで、汗を流したらスッキリするよ?」

「うーん、じゃあ…。
お言葉に甘えようかな」

龍一君は、渋々折れてくれた。

「当家のお客様には、おもてなしして気分良く気持ち良くなって帰って欲しいからね♪」

「泉、ありがとな!」

立ち上がり、ニカッと笑顔で僕の頭を撫でる龍一君。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ