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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「本当!?」

パッと頭を上げて、ロークに確認する。

「本当です
主人に、これだけ頭を下げられながらお願いされたら、断る事が出来ません」

「ローク、ありがとう!」

「ロークさん、ありがとうございます!」

僕と龍一君は、ロークにお礼を言った。

「あぁ、主人に頭を下げさせるとは…。
執事として、従者として有るまじき事……執事、失格ですね……泉坊ちゃま、すみませんでした…。」

僕が頭を下げた事に対して、ショックを受けながら僕に謝罪をするローク。

「謝らなくて良いよ、ローク
僕が勝手に、頭を下げた事だし!」

「そう言って頂けるのは、大変ありがたいです…。
龍一様も、無礼な発言お許し下さい」

「いえ、そんな…。
俺は、別に気にしてません
事情が事情ですし、仕方ありませんよ」

良かった、龍一君はあまり気にしてないようだ。

「しかし、2人には約束してもらいます
その方を最後に、誰にも当家の事は教えしないと」

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