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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「はい、もちろんです!」

「ローク、その辺は大丈夫だから安心して」

それから、数分が経って京橋駅の近くに着いた。

◇JR京橋駅付近の道路◇

-龍一視点-

「ロークさん、途中まで送って頂いてありがとうございました!」

俺は、ロークさんが運転する車から降りて、ロークさんにお礼を言う。

「いえいえ
また、当家へ遊びにいらして下さい」

「はい、是非!」

次に、泉を見る。

「泉、また明日な~♪」

「うん、龍一君バイバイ♪」

俺は、泉とロークさんと別れて家へ向かい始めた。

◇道中◇

「……まさか、泉が金持ちの坊っちゃんだったとはなぁ~」

最初、泉を助ける前にあの現場でのやりとりには、正直かなり驚いた。

皇人さん達は、泉を守ろうと厳つい男性達を次々に撃退してるし、泉の事を坊ちゃまって呼んでたし。

ロークさんや佳乃さん達を含む、執事達とメイド達やシェフ達もみんな良い人達ばかりだった。

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