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好きな人が1人から2人に!

第4章 ~苦悩する2人への恋~

「まあまあ、ロークさん
泉坊ちゃまも高校生なんですし、僕達やお友達と居る時ぐらい良いじゃないですか」

僕を、庇ってくれる皇人。

「わ~い!
皇人、優しいから好き♪」

皇人に、抱きつく僕。

「ははは、坊ちゃまは可愛いですね♪」

皇人は笑顔で、僕の頭を撫でてくれる。

「泉坊ちゃま、皇人!」

「ローク…。
そんなにガミガミ言って、そんなに僕の事が嫌いなの…?」

潤んだ瞳で、僕はロークを見た。

「泉坊ちゃまの事は、嫌いではありませんし大切な主人です
ですが、甘え攻撃などこの俺には通用しませんよ」

「チッ」

思わず、舌打ちをする僕。

「さあ、坊ちゃま
そろそろ、お背中を洗い流す時間です」

「わかったよ」

ロークに言われ、浴槽から上がってロークに体を洗ってもらい、皇人と3人一緒に浴室から出た。

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

「うーん…。」

自分の部屋に戻って、ベッドの上に寝転がって1人で悩む。

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