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21年愛~これからもずっと

第1章 リアル1章 にの目線



相「かずくん、お腹空いてない?」


相葉さんの実家にお邪魔させてもらって
すっかり馴染んでいた俺。


ニ「うん、空いたぁ」


相「ラーメンなら作れるよぉ?」


ニ「じゃあまーくん作って下さい~」


相「ほいきた!お客様少々お待ちください
 なんつって」


この頃は、まださ。


プライベートでは、お互いにJr.時代から
呼んでた下の名前で呼び合ってたんだっけ。

相葉さんは、俺の事「かずくん」って。

俺は相葉さんを「まーくん」ってね。

だって、本当にさ。中学生のガキの頃に
知り合って自然に呼び合ってた名前だったからさ。


現在(いま)の俺らからは、想像つかないような
可愛かった時代ね?

カメラの前でも、確か普通にこの
プライベート呼びは出してたしなぁ。

いつの頃か、プライベートでもこの呼び方は
しなくなってたなぁ……


やっぱりアレがあったからか。


「まーくん」って又今度呼んでみよっかな?
あなたは、どういう反応してくれるかな?
別に、何の反応もないかな……


それはそれで、ちょっと寂しいよなぁ。


俺も、あなたの口から「かずくん」って
聞きたいかもなぁ……

もう一度さ。

意識的に呼ばなくなってしまった昔の呼び名でさ

あなたに呼んでもらえたら、

何か変わる事もあるのかな?

相葉さん……










突然の

相「かずくん、チューしてみよっか?」







あの時の記憶が、鮮明に蘇る……

何で相葉さんの口からそんな事聞けたんだろうね?

本当、

謎だし。


今ではもう迷宮入りって感じだし。












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