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俯いていたニノが顔を上げて

俺を見た瞬間。


ドキッとした。


あまりにも綺麗なその表情に……


ニノのこんな顔は

今までに見たことない。


俺からの告白……

　　
ちゃんと聞いてくれてさ。


そうやって、水分を多く含む
綺麗な茶色い瞳がうるうるして
俺を信じられないって目で見るから。


ちゃんと伝えたいって強く思った。




相「聞いて？

　俺ね。
　
　かずの事がずっと昔から

　大好きなんだ」



……言えた。


やっと。


ニノ本人に。


俺のずっと秘めてた想いを……



ニノ「……ウソ」



ニノは、まだ信じられないって顔。

　　

相「うそじゃないよ。俺、ニノが
　ずっとずっと好きなの。
　
　つまり……本命で……」



ニノの目を見て、ちゃんと俺の
想いを伝えたい。


だってさ。


本当に。


ずっとずっと大好きだったんだよ。

　
お前の本当の気持ちも


聞きたいよ。


ねぇ、ニノ。


だから教えてよ。


天の邪鬼なニノは今必要ないから。


お前の本当の姿でさ。


隠さずに、俺にちゃんと教えて。