
道о明日に繋がる光
第12章 *はるー01
『ねぇ お嬢ちゃん
今、一人?』
若いチャラチャラしたのが
話しかけてくる
「え〜、なんでぇ?」
ただ遊びたいんでしょ?
女連れて回りたいだけでしょ?
あたしぢゃなくても
別にいいんでしょ?
『可愛いな、なんて
思っちゃってさ
よかったらカラオケでも
行かない?』
慣れた口調で話す男
チャラ男みてるだけで
萎える
「予定ないから
遊んでもいいよお」
ただの暇潰し
所詮みんなそんな程度よ
『やったね、ぢゃあ
車乗って!早速行こうか』
助手席に乗り
カラオケに向かった
たくさん飲んだ
べつに強いってわけぢゃない
ノリと雰囲気で
嫌なこと全部忘れる?
無駄に気持ち悪くなっただけ
具合悪いけど
帰る気分ぢゃない
『このあと…
俺の家いかない?』
返事わしなかった
だけど 一人で帰れる
状態ぢゃない
馬鹿だなあたし
なにやってんだろ…
