ココロノソラ
第32章 キョウシ 。
「たっだいま~」
翔の匂いで包まれているこの部屋が何よりも安心する。
「かず。」
「 ん...?......んっ!」
振り向きざまに唇が触れた。
「んっ...んんっ...」
思いのほか深くて長い。
「しょお...まって...」
「なに?」
「ベッド...いこ...?」
「もうちょっとだけ。ね?」
「あっ...んっ...ふぁ...」
やっぱり翔には勝てない。
もうこんなキス受け入れるしかないもん。
気持ち良すぎて脳がイきそう
くちゅ...ちゅ...
廊下に響くリップ音
「はぁっ...ん...
とりあえずご馳走さま♡」
足に力が入らない俺を抱えてリビングまで
移動する。