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ココロノソラ

第33章 愛をなめたもんじゃない。

A side




ったく、何でリーダーも電話に出ないんだよ!





赤信号でなかなか進まないのに
イライラする。





やっと、タクシーが進み
家に到着。




「にの!」




あれ...鍵閉まってる。




外出以外は閉めないのに。




合鍵を使って入る。





_ やめてっ...!




「にの!?」





悲鳴のような声が聞こえた。





そして見つけた2人の姿。



俺の嫌な予感は的中。





「離れて。何してんの。俺のかずに」




「おー怖っ!
何にもー、ちょっとじゃれてただけ」





「嘘つけ、かず裸だし泣いてんじゃん。
とにかく帰って。」





「はいはい分かったよ、
帰るってば。」





荷物を押し付け、強制的に家から追い出した。




背後から聞こえるドアが閉まる音。


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