ココロノソラ
第6章 夜の街で。
「もうちょっと楽しもうよ、潤くん。」
「えっ...?」
「ふふっ、俺の目はごまかせないよ。
毎晩この近くのコンビニで俺が通るの待ちわびてるイケメンくん?」
まさか何もかもバレてるとは思わなかった。
「女装してくるとはびっくりしたよ。
そんなに俺に近づきたかったの?(笑)」
「ちゃんと会いたかったは本当です...
一目惚れっていうかいつの間にか追ってしまって...。」
「そうなんだ。何か嬉しい。」
「俺、帰りますね。お話も出来たし...」
「また来てね。ってここはこれないだろうから...
はいこれ、俺の電話番号と一応住所。」
紙を握らされる。
「えっ...これっ!...」
「連絡待ってるよ。一人暮らしだし家に押しかけてもいいけど(笑)」
「俺、思ってるより本気ですよ…?」
「うん。」
「恋...してるんですよ?」
「うん。」
「男ですよ...?」
「別に気にしない。」
「...分かりました。」
これから精一杯努力して、
この恋叶えさせる。
fin .