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ココロノソラ

第2章 ごく僅かな至福の時間。

S side





「二宮、あとは頼んだよ。」




「行ってらっしゃいませ。旦那様。」






父が長期の出張に出て、

家は執事の二宮と二人っきりになった。





「行った...?」




「はい、行かれましたよ。」



「ふふっ…、かずっ」




「翔様、ハメ外すの早すぎですよ(笑)」




「かずと二人きりだよ?
嬉しすぎるもん。」




「可愛いお方ですね。」





「敬語やだ。ねぇ...キスして?」




「その前に着替えてきます。
俺の部屋で。」




ちょっとしたお預けをくらったけど、

まぁ、これもかずらしい。




部屋で待ってると貴重なスウェット姿が現れた。




「溜まってるの。いっぱい愛して?」




「もちろん。1回で済まないよ翔。」


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