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ココロノソラ

第20章 やっぱり満たされない...?




でも...。



「うん...。まぁ...考えとく...。」


曖昧な答えしか返ってこなかった。



俺はいたって真剣なのに。


「翔...。」



「ん...?」


こっちを向いた瞬間
無理やり唇を奪う。


「んっ...どしたの急に...。」


酒が入ってるからか対して驚きもせず。


「松潤のことなんて忘れてヤろっか...。」



耳元でそう呟いてやると身震いをする
翔くん。


自然にベッドルームに誘う。



2人でベッドに横になって
抱きしめてキスをする。



「ねぇ、翔くん。俺とのキスいや...?」


「嫌じゃない...。智くんのキス、
気持ち良くてふわふわするから...。」


「ふふっ、良かった。じゃあ始めようか。」


唇、首筋、耳。

至る所にキスを落とす。


「んんっ、」


いっぱい痕付けるから。
俺のものになって...。


独占欲だけが高まって
乱暴に服を脱がす。


「んんっ、...さ...としくん...」


「ほら翔くんは攻めでしょ?早く俺を抱いてよ。」



翔くんが上になるように体制を変えてやると
耳元でぴちゃぴちゃと音が鳴る。


「んっ...」


覚えてくれてんだね。
耳弱いの。



「ごめん、俺我慢できなぃ...」


「我慢しなくていいよ。翔くんの好きなようにして?
好きなだけ中に出したらいいし、俺のカラダ傷つけてもいいから。」



「ありがとう...。ごめん。」



そう言って俺はひたすらに抱かれた。
翔くんがやりたいように。
ただひたすら。


何も辛くなんてない。
カラダだけ必要とされていても。



アナタが好きだから。
櫻井翔 という人間しか愛せないから。



3回も4回もヤって
疲れ果てて寝てしまった俺の好きな人。












さてと、メールしなきゃ。



·

おたくの元カレ。
いただきました。

·


たくさんの赤い華が咲いてる
綺麗なカラダの写真付きで。





fin.

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