ココロノソラ
第22章 運転手との一線。
外の夜の街並みはお店の光や街灯で
明るく照らしている。
お、見えた。目的の建物。
「 翔さん、着きましたが
ここって...。」
「うん、ホテル。行こっか。」
「えっ、ちょっ...。」
驚くかずをぐいぐい引っ張ってホテルに入りチェックインする。
「あの、これはどういうこ...」
「ごめん。我慢出来なかった。
強引で悪いけど...。」
「 ......それってそういうことですよね。」
何のことか分かったみたいで顔を赤らめるかず。
「うん...。かずはその...シたくない...?」
「俺も恋人がいる身ですから
シたいとは思いますよ。でも...」
「でも...?」
「翔さんは男同士での経験ってあるんですか…?」
そこは考えてなかった、、
かずと一つになりたい一心で。
「ない...よ。でもかずとなら大丈夫な気がする。2人でゆっくりさ...。」
こんなこと言っても不安だよな…。
「そうですか…。
分かりました。ヤリましょ?」
「え...?」
「そりゃ、怖いですけど翔さんとなら大丈夫だと思います。」
そう言って笑顔を見せる。
「ありがとう...。
し、シャワー浴びてくるね。」