貴方だけを愛してる
第9章 漂う闇は果てしなく
それから順を追って説明した
リーダーや翔ちゃんが足りない部分をフォローしてくれた
松潤が調べた事も伝えた
その結果…
爺「本当はもっと早くに話すべきだったのかも知れないね…みんなには悪い事をしたと思ってる…すまなかったね…」
A「お爺ちゃん…」
爺「実はね…」
そこから話してくれたのはニノの果てしない闘いだった
あの時の事件は確実にニノの心を壊し、癒えない深い傷を付けていた
ニノは…あの日をやり直そうとニノを汚した大人と同じような人を見つけては無意識に誘惑し抱かれていたのだ
爺「無意識だったんだろう…あの日出来なかった事を、叫んだり抵抗したりしたかったことをやり直すためにあの時と同じような状況に自らを追い込んでしまったのかも知れんな…」
S「それは…心を守るため…ですか?」
爺「恐らくはそうだろう。あの日、あの時和くんをイジメてた彼らに従わず助けを呼べたら、抵抗できていたら…そう自分を責めたのだろう。大人の男たちに好き勝手に弄ばれた自分をやり直したかった…だから同じような状況を作り出して今度はちゃんと抵抗しよう、叫んで助けを呼ぼうそう動いたのだろう」
A「でも…それが出来なかった…」
爺「そう。出来ることじゃなかった。和くんがどこまで意識して行っていたかはわからない。でも気付いた時には全てが終わった後で叫ぶ事も抵抗することも出来てはいなかった。だから繰り返すことになった」
S「ニノ本人がその事を話したりは…」
爺「話してはいたようだ。気がつくと誰かに抱かれた後だと言ってたようだ。」
S「ではニノが誘って抱かれていたと?」
爺「無意識だろうがね…」
S「そんなこと…」
呆然とした
何も言えなかった
ニノはずっと闘っていた
一人でずっと
あの日をやり直そうと
叫びたかった
抵抗して逃げたかった
でも…それを出来なかった
その悔しさが
無念さが今もニノを責め続けていた
A「俺は…何を見ていたんだろ…あの日…ニノの事をずっと守るって誓ったのに…」
こんな長い間隣にいて何をしてたのだろ?
元気に見えた
もう何も心配いらないと思ってた
終わった事だと思ってたのに…
俺は何を…
リーダーや翔ちゃんが足りない部分をフォローしてくれた
松潤が調べた事も伝えた
その結果…
爺「本当はもっと早くに話すべきだったのかも知れないね…みんなには悪い事をしたと思ってる…すまなかったね…」
A「お爺ちゃん…」
爺「実はね…」
そこから話してくれたのはニノの果てしない闘いだった
あの時の事件は確実にニノの心を壊し、癒えない深い傷を付けていた
ニノは…あの日をやり直そうとニノを汚した大人と同じような人を見つけては無意識に誘惑し抱かれていたのだ
爺「無意識だったんだろう…あの日出来なかった事を、叫んだり抵抗したりしたかったことをやり直すためにあの時と同じような状況に自らを追い込んでしまったのかも知れんな…」
S「それは…心を守るため…ですか?」
爺「恐らくはそうだろう。あの日、あの時和くんをイジメてた彼らに従わず助けを呼べたら、抵抗できていたら…そう自分を責めたのだろう。大人の男たちに好き勝手に弄ばれた自分をやり直したかった…だから同じような状況を作り出して今度はちゃんと抵抗しよう、叫んで助けを呼ぼうそう動いたのだろう」
A「でも…それが出来なかった…」
爺「そう。出来ることじゃなかった。和くんがどこまで意識して行っていたかはわからない。でも気付いた時には全てが終わった後で叫ぶ事も抵抗することも出来てはいなかった。だから繰り返すことになった」
S「ニノ本人がその事を話したりは…」
爺「話してはいたようだ。気がつくと誰かに抱かれた後だと言ってたようだ。」
S「ではニノが誘って抱かれていたと?」
爺「無意識だろうがね…」
S「そんなこと…」
呆然とした
何も言えなかった
ニノはずっと闘っていた
一人でずっと
あの日をやり直そうと
叫びたかった
抵抗して逃げたかった
でも…それを出来なかった
その悔しさが
無念さが今もニノを責め続けていた
A「俺は…何を見ていたんだろ…あの日…ニノの事をずっと守るって誓ったのに…」
こんな長い間隣にいて何をしてたのだろ?
元気に見えた
もう何も心配いらないと思ってた
終わった事だと思ってたのに…
俺は何を…