貴方だけを愛してる
第9章 漂う闇は果てしなく
そしてニノは心の中で闘いながらアイドルを続けようとした
その世界は大人の男たちとも付き合わねばならず、衣装合わせだったり雑誌のグラビアだったりで裸を晒したり触られたりする事が増えた
そこからが本当の闘いだった
男同士だから触らないでと言えない
まして相手は仕事なのだ
自分に性的な意味を持って触れてるわけではないのだ
でも触られたくない、見られたくない
どんどん体と心のバランスを崩すようになった
そしてある日…出会ってしまった
自分を性的に見る大人の男に
若「その人と出会ったのは偶然だろう…。たまたま仕事で出会ったプロデューサーが和也を気に入ったそうだ。…そしてアプローチをかけてきたらしい」
A「それが…一年半前」
若「あぁ…その頃は和也自身が自分をコントロールできずにもがいていた頃で人前で脱ぎたくない、大人の男性がいる前で着替えたくないと話していたんだ。でもどうにか自分自身を納得させようとしていたところに…」
S「大人の男からアプローチを受けた…」
若「そこで無意識に考えたのだろう。ここで誘いに乗ってやり直せたら…と。和也の中でまだ終わってない事件を自分で解決できたら進めるのではと思ったんだろうな」
爺「そんな方法で解決などできるわけはないのに…もどかしい思いが視野を狭めたのだろう…」
若「でもそのプロデューサーとは何も無かったらしくそのまま計画の話は出てこなくなった。だから…油断したんだ」
S「出てこなくなったんですか?」
若「あぁ…何があったか分からないがピタッとその話が出なくなった。だから考えただけで実行しなかったのかと思ったんだ。でも…」
S「でも?」
若「プロデューサーと会わなかったから実行出来なかっただけで計画を諦めた訳じゃなかった」
その世界は大人の男たちとも付き合わねばならず、衣装合わせだったり雑誌のグラビアだったりで裸を晒したり触られたりする事が増えた
そこからが本当の闘いだった
男同士だから触らないでと言えない
まして相手は仕事なのだ
自分に性的な意味を持って触れてるわけではないのだ
でも触られたくない、見られたくない
どんどん体と心のバランスを崩すようになった
そしてある日…出会ってしまった
自分を性的に見る大人の男に
若「その人と出会ったのは偶然だろう…。たまたま仕事で出会ったプロデューサーが和也を気に入ったそうだ。…そしてアプローチをかけてきたらしい」
A「それが…一年半前」
若「あぁ…その頃は和也自身が自分をコントロールできずにもがいていた頃で人前で脱ぎたくない、大人の男性がいる前で着替えたくないと話していたんだ。でもどうにか自分自身を納得させようとしていたところに…」
S「大人の男からアプローチを受けた…」
若「そこで無意識に考えたのだろう。ここで誘いに乗ってやり直せたら…と。和也の中でまだ終わってない事件を自分で解決できたら進めるのではと思ったんだろうな」
爺「そんな方法で解決などできるわけはないのに…もどかしい思いが視野を狭めたのだろう…」
若「でもそのプロデューサーとは何も無かったらしくそのまま計画の話は出てこなくなった。だから…油断したんだ」
S「出てこなくなったんですか?」
若「あぁ…何があったか分からないがピタッとその話が出なくなった。だから考えただけで実行しなかったのかと思ったんだ。でも…」
S「でも?」
若「プロデューサーと会わなかったから実行出来なかっただけで計画を諦めた訳じゃなかった」