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貴方だけを愛してる

第11章 どんな闇も君となら

ぴちゃぴちゃと絡める舌が鳴る

押さえつけた体は震えてたまにビクッと跳ねる

甘い…

かずくんの口の中はあったかくてヌルヌルして甘い

どんなお菓子よりずっと食べてたい

N「んんっふぅ…ん!はぁ…」

かずくんの吐息がたまらなくて背筋がゾクゾクとする

A「美味しいよ…かずくんの全部が甘くて美味しい…」

息も奪うほどの口づけに体力もないかずくんの体から力が抜ける

ぴちゃ…

A「…くふふ。力…抜けちゃった?うるうるのお目目も赤くなった頬も色っぽいね…」

唇を離してあげる代わりに

ぎゅっと抱きしめる

A「…今日はかずくんだけ気持ちよくしてあげる…これからは俺がかずくんを気持ち良くしてあげるからね?安心してね…」

自分勝手な思いを一方的に宣言する

N「まぁ…くん…はぁはぁ…もぅ…はなして…」

力の全く入ってない腕で押し返そうとしてるけど…

A「だぁめ。俺とのキス…もっとしよ?もっともっと気持ち良くなろ?」

ちゅっちゅっと可愛いキスの雨を顔中に降らせる

A「もっと気持ち良くなってるかずくん見せて?かずくんが好きな事…教えて?何処をどうされるのが好きなのか…俺に教えて…?」

N「まぁくん…」

A「かず…好きだよ…誰よりも…俺だけのかずになって…」

抱き締める体が柔らかくて

絡める舌が甘くて離せるわけない

こんな体…知ったら手離せない…

アイツらの気持ちが…わかってしまう

見つめる目も

触れる髪も

絡まる舌も

全部が

A「気持ち良い…」

あぁ…かずは媚薬なのかな…

知ってしまったら離せない

もっと欲しくなる

N「はぁ…ん…ふっ…んん…」

漏れる吐息すらぞくっとする

かずの口の端からあふれ出したどちらと分からない涎が扇情的で…

N「んん!」

肩にしがみつくように絡まる指が

震える瞼が

A「はぁ…綺麗…」

N「まぁくん…」

A「もっと…見せて?」

そっとシャツの下に手を這わせる

N「まぁくん…やぁ…キス…してぇ…」

A「かず…」

誘われるままにまた舌を絡める

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