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貴方だけを愛してる

第11章 どんな闇も君となら

数日だった頃、お爺ちゃん先生と若先生に相談があると声をかけた

爺「どうしたのかな?」

A「かずくんのこと…」

若「どうかしたのか?」

A「うん…。この前ね、俺我慢できなくてかずくんを押し倒しちゃったの…」

若「え!?…雅紀それって…」

A「最後まではやってないよ!…でも我慢できなかった…」

爺「…まーくんはかずくんが好きなのかい?」

A「うん。好きだよ。最初は友達として好きだった。最初に襲われたかずくんを助けた時も…友達として好きだった。でも…何度も思い出しちゃって…かずくんの裸…今までだって見てきてたのに…あの裸を思い出すと堪らなかったの…」

若「雅紀…」

A「でもね…抱きたいとは思わなかったの。ただ衝撃的だから何度も思い出しちゃうんだと思ったの」

爺「でも違ったのかな?」

A「うん…かずくんがまた男の人に抱かれてるって気づいて…助けた後思っちゃったの…なんで俺じゃないんだって…」

爺「なんで俺じゃないんだ?」

A「うん。なんで俺を選んでくれなかったんだろうって。もちろんかずくんは男の人が好きになったわけじゃない。それにやり直すために抱かれたんでしょ?でも…それでも俺を選んで欲しかった」

若「雅紀…だからって押し倒しちゃだめだろ…」

A「でもね…変なんだ」

爺「変?」

A「うん…かずくんね…抵抗したの…辞めてってちゃんと言ってた。泣いてお願いだから辞めてって」

若「それで雅紀はやめてあげられた?」

A「…やめてあげられなかった」

若「それじゃアイツらと同じだな」

A「うん…俺は最低だ…でも泣いて暴れて抵抗してた…かずくん」

爺「…抵抗できなかったはずのかずくんがまーくんには抵抗できたのか」

A「うん…」

若「それで?変って言うのは抵抗出来てたことか?」

A「あ、違くてまぁ…その…無理やりイかせたのね、俺…」

若「おい!」

A「待って!聞いて!!!!無理やりイかせて…その後お風呂に一緒に入ったの…そしたらかずくん無理やりヤラレタのに…忘れたみたいに無邪気に笑って俺に体洗わせてくれたり、俺の体を洗ってくれたりするの…おかしくない?泣いて抵抗して嫌がるのを…無理やりイかせたりしたのに…怯えたりしないの…その後も一緒に寝たり、目の前で平気で着替えるの…」

無言で話を聞く先生たち

ここに意味があるはず

伝われ…

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