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貴方だけを愛してる

第8章 暗い海

・・・。

怒られた…

全然踊れなくてめちゃくちゃ怒られた…

A「ニノ…そんな泣かないで?」

N「うー」

悔しくてポロポロと涙が溢れる

A「そんなに泣いてると目がウサギさんになっちゃうよ?」

頭をポンポン叩きながら慰めてくれる

A「…それになんでお前も泣いてんの?」

M「だってぇぇ…」

怒られてた僕の隣にいた松潤も何故か泣いてる

M「ニノが怒られてんの…うわぁぁん」

僕より泣いてない?

A「なんでそこまで泣けるかな?」

泣き虫の僕と松潤

相葉くんはあまり泣かない

怒られても泣かない

…カッコいい

僕はすぐ泣いちゃう

A「ニノも松潤も泣き止みな?そんな顔で外歩くの?」

ちょっと呆れたように慰めてくれる相葉くんはやっぱりお兄ちゃんみたいでカッコいい

N「ぅく…ひっく…だってぇ…悔しい…」

A「…じゃあ練習するしかないでしょ?」

N「うん…ひっく…がんばる…」

A「頑張ろ」

M「うわぁぁん…僕も頑張るぅ…」

A「…うん、そうだね」

なんで泣いてんの?って顔で松潤のこと見てる相葉くん

本当に不思議そう

僕も不思議だけど…

S「松本!!」

遠くでしょーちゃんが呼んでる

M「ひっく…僕…帰るね?ふぅ…ひっく…またね?」

A「ん…またね?」

N「…ばいばい」

S「松本!!!!」

M「はーい!」

バタバタと松潤がしょーちゃんのところへ走っていく

あの2人は同じ帰り道

それに松潤の勉強をしょーちゃんがみてるらしい

松潤はしょーちゃんが大好きでいつもくっついてる

僕と相葉くんみたい

A「ニノ、帰るよ?」

N「うん…」

今日も同じ帰り道

2人で歩いて帰る同じ道

A「もう…泣き止みなよ…」

ぐいっとタオルで顔を拭いてくれる

N「…ありがと」

少し笑うとホッとしたように息を吐く相葉くん

N「ラーメン食べてこ?」

A「うん」

どんな事も相葉くんと2人なら楽しくなる

ここは僕の指定席

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