テキストサイズ

大型犬との同居~Sequel Of Story~

第2章 ~BL作家活動の日常~

◇イントックス大阪・敷地内◇

「すみません、誰かその人達を捕まえて下さい!!」

「釣り銭箱泥棒です!!」

「え?」

大喜君が待つ5号館へ戻ろうとした時、3号館の方から男性2人組とそれを追いかける女性2人組の姿があった。

よく見たら、片方の男性の両手には釣り銭箱らしき箱を持っているのがわかる。

「えっ、どうしよう…。
こっちに来ちゃう…。」

男性2人組は、こっちに向かって駆け出している。

「犬飼先生」

「犬飼先生、ちょっと後ろへ下がってて」

「明人さん、護さん!」

突然、背後から明人さんと護さんが現れて、護さんが数歩前へ出た。

「どけぇ~!!」

「邪魔だぁ~!!」

男性2人組と護さんの距離が、段々と近くなっていく。

「せいッ」

「うわッ!?」

「おわッ!?」

護さんが片方の男性に足払いをし、バランスを崩した片方の男性の巻き添えで、釣り銭箱を持ってる男性もバランスを崩してその場に倒れる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ