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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第2章 ~BL作家活動の日常~

「歩さん、研磨さん
僕はもう、サイン頂きましたよ♪」

郁君は、鞄から新刊のBL小説を取り出して、僕のサインを記してあるページを開き、歩さんと研磨さんに見せる。

「良いな~」

「郁が、めっちゃ羨ましい」

郁君と2人の関係は、郁君が高校生の時からの付き合いらしい。

◇アメニイト日本橋店5階・イベント会場◇

「犬飼先生のBL本、全部持ってて新刊も凄く良かったです!」

「凄い!
ありがとうございます♪」

イベントが開始して、僕のトークショーが終わって今はサイン会の真っ最中。

「次の方、どうぞ」

剥がし係の研磨さんの指示で、次の女性ファンが壇上に上がる。

「先生、お会い出来て嬉しいです~♪」

「僕も、嬉しいですよ♪」

女性ファンから、新刊のBL小説を受け取ってサインをした。

僕とファンの間には、長テーブルが置かれている。

僕の右横には郁君が、左横には歩さんが立っている状態。

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