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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第2章 ~BL作家活動の日常~

『もしもし?』

「もしもし、郁君
今、大丈夫?」

『大丈夫ですよ』

良かった、タイミングが良くて。

「昨日言ってた新作のBL漫画の1話、あと2ページ分で完成するから明日には渡せそうなんだけど」

『明日は、昼からなら大丈夫です
昼に、そちらにお伺いしても大丈夫でしょうか?』

「大丈夫だよ」

『では、明日の昼にお伺いしますね』

郁君との通話後、原稿の続きを描き始めた。

◇505号室・リビング◇

この日の夜、いつものように大喜君と家で晩飯を食べている。

「小太郎さん
明日は、店長と他のスタッフ達と一緒に飲みに行くんで、帰りは遅くなります」

「わかった」

◇505号室・小太郎の部屋◇

「小太郎さん」

「大喜君、どうしたの?」

晩飯後、洗い物をしていた大喜君が部屋に入って来た。

「あの、その…。」

「ん……あぁ~」

大喜君の様子を見て、用件を察した。

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