大型犬との同居~Sequel Of Story~
第4章 ~続くすれ違い~
「……。」
ー大喜視点ー
「自転車で漕いでる最中、前に信長さんから漆黒を勧められてたのを思い出したんです」
小太郎さんは、動揺しながら俺の話を黙って聞いている。
「だから、今日は漆黒でラーメンを食べて帰る予定でした」
「だけど、店の外から僕が高飛君達と食べているのを見た大喜君は、さっさと離れて違う店で食べて帰って来たって事?」
「はい…。」
小太郎さんの答えに、複雑な思いで頷く。
しかも、何で高飛の事を下の名前で君付けしてるんだよ…。
「何で、嘘を付いたんですか?」
「それは…。」
俺から、顔を逸らす小太郎さん。
「アイツらと、何を話してたんですか…?」
「大喜君には、関係のない事だよ…。」
「嘘ですよね…?
どうせ、俺の事ですよね?
何で、爪切達とラーメン食べてたんですか?」
「ちょっと、大喜君…。」
俺には関係ないと言われ、思わず小太郎さんの両肩を掴む。
ー大喜視点ー
「自転車で漕いでる最中、前に信長さんから漆黒を勧められてたのを思い出したんです」
小太郎さんは、動揺しながら俺の話を黙って聞いている。
「だから、今日は漆黒でラーメンを食べて帰る予定でした」
「だけど、店の外から僕が高飛君達と食べているのを見た大喜君は、さっさと離れて違う店で食べて帰って来たって事?」
「はい…。」
小太郎さんの答えに、複雑な思いで頷く。
しかも、何で高飛の事を下の名前で君付けしてるんだよ…。
「何で、嘘を付いたんですか?」
「それは…。」
俺から、顔を逸らす小太郎さん。
「アイツらと、何を話してたんですか…?」
「大喜君には、関係のない事だよ…。」
「嘘ですよね…?
どうせ、俺の事ですよね?
何で、爪切達とラーメン食べてたんですか?」
「ちょっと、大喜君…。」
俺には関係ないと言われ、思わず小太郎さんの両肩を掴む。