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俺は、小太郎さんを怒らせてしまった…。

傷つけて、泣かせてしまった…。

早く、謝らないと…。

「あ、あの…。」

「触らないで！」

「ッ！？」

小太郎さんの涙を指で拭おうとすると、手を思い切り払われて拒否されてしまう。

「人には、誰かに話したくない事が１つや２つはあるから…。
関係ないって言われて、気にしつつもしつこく聞く事はしなかったのに…。」

「あの、小太郎さん…。」

「なのに…！
自分の時は相手に関係ないって言われた途端、しつこく詰め寄って質問を強要するって何なんだよっ…！」

俺に不満をぶつけて、自分で涙を拭いながら俺に背中を向ける小太郎さん。

「今日はもう、大喜君の顔を見たくないし今からシャワー浴びるから出て行って…。」

「小太郎さん、俺…。」

「早く！！」

「ッ……わかりました…。」

俺は、小太郎さんの部屋を出て自分の部屋に戻った。