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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第4章 ~続くすれ違い~

-小太郎視点-

「うっ…うぅぅっ…。」

もう、こんなの嫌だよ…。

誰かと揉めたり、喧嘩するの嫌いでしたくない…。

「ん…?」

スマホの着信音が鳴る。

「郁君か…。」

通話ボタンを押す。

「うっ…もしもし、郁君…?」

『先生、こん…ってどうしたんですか?
何で、泣いてるんですか?』

「別に、気にしないで…。
それで、用件は…?」

僕は、涙を拭うと郁君に用件を聞く。

『明後日に頂上エリカ先生と、対談インタビューがあるんです』

「そう…。」

正直、今はそんな気分になれない…。

『犬飼先生にご参加をと、頂上エリカ先生からまた小説を―――――』

「……要らない…。」

『えっ?』

「対談インタビューには参加しないし、あの人の小説も要らない!」

今は、誰とも会いたくない…。

誰かと会うのが怖い…。

『ちょっと、先生!
いったい、ど―――――』

僕は、通話を途中で終了してスマホを机の上に置いた。

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