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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第4章 ~続くすれ違い~

それから、何度も郁君からの通話がかかってきたり、メールも何件もきたけど全部無視した…。

家の電話も鳴ったけど、すぐに線を引っこ抜いた…。

「歯磨きして寝よ…。」

僕は、歯磨きをしてからトイレに行って、部屋の電気をけして寝る事にした。

◇505号室・大喜の部屋◇

-大喜視点-

「……。」

さっきから何度も、郁さんから通話がかかってきたりメールがきたりしている。

「多分、小太郎さんの事だろうな…。」

さっき、歯磨きとトイレに行った時の事。

小太郎さんの部屋から、会話の内容からして小太郎さんが郁さんに大声を出していたのが廊下まで聞こえた。

「俺に、連絡してきたって事は…。
小太郎さんは、郁さんからの連絡を無視してるんだな…。」

正直、俺も今は誰とも話す気にはなれない…。

「……寝よっと…。」

部屋の電気を消して、ベッドに潜り込んでそのまま眠りについた。

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