大型犬との同居~Sequel Of Story~
第4章 ~続くすれ違い~
照実さんと壮馬さんも、ゲイで恋人同士。
照実さんの恋人だから、照実さんの兄の明人さんに対してお義兄さんと呼んでいるんだ。
「ご注文、お決まりになりましたらお呼び下さい」
隼君と壮馬さんに一礼して、他の客達の対応に回ろうとした時に店の扉が開く。
「いらっしゃ……あっ…。」
「……。」
無言のまま、郁さんが店に入って来た。
「えっと、あのカウンター席へどうぞ…。」
俺は、郁さんをカウンター席へ案内する。
「お冷を、お持ちしました…。
それと、昨日はちょっとしんどくて連絡出来なくてすみませんでした…。」
体調不良は嘘だけど、あまり他の人に本当の事を話すわけにはいかない。
「先生と、何かあったんだよね?
先生、昨日は電話で泣いてたし初めて仕事を断って、報酬の先生好みのBL本も拒否するし…。」
「ッ…。」
メニューを見ながら言う郁さんを見て、俺と小太郎さんの間に何かあったっていうのを見抜いている事がわかった。
照実さんの恋人だから、照実さんの兄の明人さんに対してお義兄さんと呼んでいるんだ。
「ご注文、お決まりになりましたらお呼び下さい」
隼君と壮馬さんに一礼して、他の客達の対応に回ろうとした時に店の扉が開く。
「いらっしゃ……あっ…。」
「……。」
無言のまま、郁さんが店に入って来た。
「えっと、あのカウンター席へどうぞ…。」
俺は、郁さんをカウンター席へ案内する。
「お冷を、お持ちしました…。
それと、昨日はちょっとしんどくて連絡出来なくてすみませんでした…。」
体調不良は嘘だけど、あまり他の人に本当の事を話すわけにはいかない。
「先生と、何かあったんだよね?
先生、昨日は電話で泣いてたし初めて仕事を断って、報酬の先生好みのBL本も拒否するし…。」
「ッ…。」
メニューを見ながら言う郁さんを見て、俺と小太郎さんの間に何かあったっていうのを見抜いている事がわかった。